声をかけるときの不安対処法

女性に声をかけて会話をするのは不安である。

その不安に対処できるようになることも大切だ。

ここでは、たいていの人が経験することになる恋の不安やパニックを克服する基礎的な技術を紹介します。

 

世のなかには、不安を抱くことなく「女性をいつでも口説ける」恋の達人がいると思いこんでいる人は多い。

しかしほんとうは、女性を誘うときには誰でも不安を抱くものだ。

はじめて女性に声をかけるときは誰でも自信がないし、わたしたち男性も全員がこうした不安を抱えている。

 

問題は、このような緊張のなかで、不安やパニックをどのようにコントロールしていくかということだ。

優秀なスポーツ選手でも、大きな試合のまえには緊張する人が多い。

しかし、彼らはその不安をすベて「力に変えて」プレイに活かす術を身につけている。

 

試合から背をむけるかわりに、恐れの気持ちをバネにして積極的に挑んでいくのだ。

聞いた話では、あるスポーツ選手は試合のまえにいつもロッカールームで嘔吐するそうだ。

不安を感じながらも、それにうち勝って試合に臨んでいるのだろう。

 

あなたにも彼と同じように、ぜひ不安をバネにして恋に活かせるようになっても
らいたい。

では、具体的にどんな練習をしたらいいのかを次にご紹介します。

 

・落ちついて呼吸する。

世の中には、女性が目のまえにいると息をのんでしまったり、呼吸が浅くなってしまったりする男性が多い。

パニックの兆候はまず呼吸にあらわれるので、どんなときでも落ちついてゆっくりと息ができるように練習することが大切だ。

 

パニックに陥ると、呼吸が浅くなることが頻繁になり、体がいつでも逃げだせるような態勢を整える。

脳にも影響があらわれ、相手の対応にも反応できなくなり、そのためにさらにパニックになる悪循環に陥る。

このような状態を避けるには、深くゆっくりと呼吸をして気持ちを落ちつけ、呼吸を保ったまま女性を誘うとよい。

 

・大きなことを達成できたときの経験を思い出す。

こうすると、呼吸が落ちつき、女性に対する苦手意識を消すことができる。

物怖じせずにふるまって、それがいい結果に結びついたときのことを思い出すとよいだろう。

 

・あまり深刻に考えない。

わたしたちの頭には、ときにひどくイヤな想像が浮かんでくる。

しかし、こうした考えはひとときのものだ。

 

瞑想の修行を何年もしている人は、思考や感覚に振りまわされなくなったと話すことが多い。

彼らは、思考や感覚が移ろいやすいものだということを知っているのだ。

瞑想の行者が教えているのは、わたしたちの生はいつも変化し続けており、それにとらわれるなということだ。

 

たとえ激しい不安に襲われることがあったとしても、それがつぎの瞬間にはべつの
気持ちに変わってしまうこともある。

思考や感覚はいつも移ろうものなのだから、もっと気持ちをリラックスさせて「あと一分か二分我慢すれば、いまの焦っている気持ちはおさまる。

思考や感覚は実体のないもので、それに縛られる必要はない」と自分に言い聞かせることだ。